更新日:
2024/4/12

郵便物の転送や保管に便利な郵便局の私書箱をご存じでしょうか。利用することで、郵便物を即座に回収できることや誤配・盗難のリスクが減少するなどさまざまなメリットがあります。本記事では、郵便局の私書箱を利用するメリット・デメリットや利用する方法を詳しく解説します。
私書箱とは、簡単に言えば郵便局の中に置かれた鍵付きのロッカーのことです。事前に利用する申請をすることで、ロッカーの鍵を受け取れます。鍵付きのロッカーは、郵便物等を受け取るために利用されます。
利用条件を満たしていれば無料で利用できるため、郵便物等を頻繁に受け取る方におすすめのサービスです。また、私書箱を置くためにそれなりに広いスペースが必要になることから、すべての郵便局に置かれているわけではありません。そのため、利用したい場合は事前にお近くの郵便局に問い合わせると良いでしょう。
郵便局の私書箱を利用するメリットは次のとおりです。
郵便物が届くのが早い
郵便物の誤配・盗難のリスクが減少する
宛先で私書箱を選択できる
3つのメリットを詳しく解説します。
利用することで、郵便物が早いタイミングで届きます。なぜなら、郵便物が郵便局に届いたのち配達を経ることなく、即座に私書箱へ投函されるからです。通常の郵便受けの場合、配達員が自宅やオフィスなどに届けるまで郵便物は回収できません。そのため、郵便物を受け取るまでに配達を待つ時間がかかります。
しかし、私書箱を利用する場合、郵便局に郵便物が届いたら配達なく直接、投函されるため、配達される時間の分だけ早く私書箱に投函されることになります。
このようなことから、私書箱を利用すると郵便物が配達される場合と比較して早いタイミングで届くため、急ぎの郵便物がある場合などは比較的早く郵便物を受け取ることができるでしょう。
郵便物の誤配や盗難のリスクが減少することも、メリットと言えます。私書箱は郵便局に設置されているため、配達員のミスによる誤配や紛失の可能性が低くなります。また、私書箱で郵便物を保管するため、自宅やオフィスで受け取るより盗難リスクが減少します。
例えば、自宅やオフィスの住所がわかりにくい場合やマンション等の集合住宅の場合、配達員のミスによる誤配の可能性が高まります。さらに、すべての人が自宅のポストに鍵をかけているわけではないため、盗難のリスクがあります。
しかし、私書箱は郵便局に設置されており、鍵付きであるため、セキュリティ面の大幅な強化につながり、誤配や盗難のリスクを減少させられることでしょう。
通常、自宅やオフィスの住所を伝え、そこに配達してもらうため、少なからずプライバシーが脅威にさらされていました。しかし、私書箱を利用することで、郵便物の宛先で私書箱を選択できるようになり、プライバシーが保護されます。
住所がわかれば衛星写真などから自宅の外観がわかってしまう現代だからこそ、プライバシーの保護が重要です。また、仕事柄郵便物が多い方などは、利用することで郵便物を整理しやすく便利なサービスと言えるでしょう。
利用する上で注意すべきデメリットもいくつかあります。利用する上で注意すべきデメリットは次のとおりです。
特商法への記載ができない
郵便物を回収しに行く手間がかかる
利用条件をクリアしなければならない
登記住所に利用できない
郵便物以外は転送できない
利用する上で注意すべき5つのデメリットを詳しく解説します。
郵便物の保管や転送に便利ですが、ビジネス用途では利用できません。なぜなら、私書箱はあくまでもポストだからです。特定商取引法などで記載することができないことをあらかじめ理解しておきましょう。
ビジネス用途で郵便物を受け取りたい場合は、バーチャルオフィスや郵便物受け取りサービスの利用がおすすめです。バーチャルオフィスの住所は、2018年6月の法改正により、業務実態があれば特定商取引法に記載しても良いとなっています。
私書箱を利用しない場合には、住所へ配達員が届けてくれるため、待っていれば郵便物が届きます。しかし、利用する場合、郵便物を回収しに行く手間がかかります。私書箱がある郵便局が自宅の近くや通勤時に通る場所であれば問題なく回収できますが、距離があると回収しに行くときに多くの時間が必要です。
自宅や通勤時に通るかどうか確認し、回収しに行くことが負担にならない距離であれば利用すると良いでしょう。
私書箱を利用するためには、利用条件をクリアしなければなりません。
おおむね毎日、郵便物などの配達を受ける方
郵便私書箱を6カ月以上使用する方
郵便物等を遅滞なく受け取ることができる方
頻繁に郵便物が届く方でなければ、厳しい利用条件となっています。利用を申し込む前に利用条件を満たしているか確認しましょう。
私書箱を登記住所に利用しようと考えている方もいるのではないでしょうか。しかし、私書箱は郵便物の転送や保管を行うサービスであるため、登記住所に利用できません。
同様の機能を持ち、登記住所に利用できるものを必要としている方は、バーチャルオフィスの利用がおすすめです。バーチャルオフィスは、電話番号や住所を利用でき、登記住所に利用できるサービスも多いです。
私書箱は、郵便物以外は転送できないため、注意しましょう。また、郵便物以外は保管されません。そのため、クロネコヤマトや佐川急便などの宅配便で配達されるものは転送できず、保管もされません。あらかじめ理解した上で利用するか考えてみてください。
私書箱を利用する方法は次のとおりです。
お近くの郵便局の私書箱に空きがあるか確認する
私書箱の申込書類を完成させる
申込書類を郵便局へ提出する
郵便局の審査開始
郵便局で私書箱の鍵を受け取る
利用する方法を詳しく解説します。
まず、お近くの郵便局に空きがあるか、電話もしくは窓口に問い合わせて確認しましょう。「私書箱を利用したい」と問い合わせると対応してくれます。
空きがあることが確認できたら、申込書類を受け取り完成させましょう。申込書類は、郵便局の窓口で受け取るもしくはインターネットから印刷することで用意できます。申込書類に以下の必要項目を記入します。
請求者(代表者)氏名と印鑑
使用開始予定年月日
使用期間
生年月日
続いて完成した申込書類を郵便局へ提出します。申込書類は、私書箱を利用したい郵便局へ提出しましょう。また、申込書類の提出だけでなく、身分証明書の提出が必要になるため、マイナンバーカードや運転免許証などを持参してください。
申込みが不備なく完了したら、審査が開始されます。審査には、数週間かかります。審査期間中に一定以上の郵便物が届くかチェックされます。
審査に通過したら、利用する私書箱の鍵を受け取ります。その際、借用書の手続きも行われ、すべて完了したら私書箱を利用できます。
本記事では、郵便局の私書箱を利用するメリット・デメリットや利用する方法を詳しく解説しました。メリットとデメリットを理解した上で、郵便局の私書箱を利用しましょう。
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